The Araki Effect
本書は、1960年代から今日まで、日本を代表する現代写真家が撮影した300点以上の作品を収録している。
現代写真界のユニークな存在である荒木経惟(1940年東京生まれ)は、私生活と公私の区別なく、常に日常生活の中に創造的なインスピレーションを見出してきた。1963年から1965年に撮影された最初のシリーズ『さっちんとマー坊』から、1963年から1972年にかけて東京の地下鉄で撮影された大規模な写真集「Subway Love」まで、荒木のキャリアを幅広く紹介している。これらに続いて、有名な『センチメンタルな旅』よりも知名度が低い『センチメンタルな夜の京都』、どちらも妻の陽子へのオマージュである2017年の『愛のバルコニー』、『死現実』、そして『東京日記』、『Paradise』が収録されている。
荒木のイメージの力は、まさにそのイメージが発する力にあり、すべての写真に込めた痛みや喜びなどの感情の本質にある。
- 判型
- 280 × 240 mm
- 頁数
- 200頁、掲載作品320点
- 製本
- ハードカバー
- 発行年
- 2019
- 言語
- 英語
- ISBN
- 978-88-572-4195-1