東京緊縛
2006年9月から2007年8月にかけてライカで撮影したモノクローム写真305点を収録。巻末には9ページに渡り、全ての掲載写真について荒木自身による解説が付いている。
……即興本能がないと写真はダメだねなんでも、こんなふうに撮ろうとか自分でシナリオつくっていっちゃダメなんだよ、……コンテ捨てて、無にしていくほうがおもしろいね、ちょっとしたことで、なんか新しい所作が見つかる、お股の広げ方ひとつにしてもね、短い時間に勝負しちゃう、臨機応変、むかし虚実再生処女膜論って言っていたけど、虚と実を行ったり来たり混ぜ合わせたり、ということだね、彼岸と此岸の綱渡りですよ、そういう感じがないとおもしろくないんだよ写真は、自分の狭い世界に抱きしめることではないんだ……
― 荒木経惟、『東京緊縛』ドキュメンタリー解説より
- 判型
- 210 x 144 mm
- 頁数
- 320頁
- 製本
- ソフトカバー
- 発行日
- 2007
- 言語
- 日本語