暗箱
写真家・荒木経惟の髄を刻む1冊
5年間にわたり写真家・荒木経惟は「近所」を撮り続けていた。午後3時に外に出て、空を撮り、花を撮り、町を撮る。天才は傘寿を超え、ますます写真に対する意欲が高まっていく。「浄土は近所だった」と荒木は言う。「生きていることが大事。それを写真に収めていくんだ」。「近所」を撮り続ける荒木は、初めて写真に触れた遠い記憶の旅をする。父の暗箱カメラからのぞいた逆さまの小学校。静かな世界にたった一人。孤独ではなく温かなものを感じたという。「近所」を撮り続けたことで、呼び起こされた原風景を、荒木は写真集のタイトルに冠した。「『暗箱』の最初と最後のページを逆さまにデザインした。それは自分にとって記憶を旅するものなのだ」。
発売日は5月25日。荒木経惟83歳の誕生日。ご期待ください。
― 出版社説明文より
*ポラロイドの種類は選べません。
- 判型
- 130 × 160 mm
- 頁数
- 288頁
- 製本
- ハードカバー、ケース
- 発行年
- 2023
- 言語
- 日本語