遺作 空2
新潮社刊「遺作 空2」とは掲載作品が異なります。
前年に前立腺癌を患い手術を受けた荒木が、早々と発表した遺作。2009年1月2日から大切な被写体である空の白黒写真をキャンバスに、1日の「こと」や「死を思った時」の気持ちを書やペイント、コラージュで綴った日記。終戦記念日(8月15日)までの作品254点を1,000部限定の作品集として新潮社から刊行。その後年末まで荒木が作成し続けた作品144点を収めたものが本作品集。父・母・そして妻・陽子と死に直面する度にその悲しみを写真を撮るエネルギーに変えてきた荒木が、自身の死に向き合った00年代を代表する1冊。2009年12月に同タイトルの個展をタカ・イシイギャラリー(東京)で開催。
- 判型
- 210 x 260 mm
- 頁数
- 144頁;掲載作品142点
- 製本
- ハードカバー、白黒写真に書やペイント、コラージュ
- 発行年
- 2009
- エディション
- 1000