Kalika me Lama
ハワイ語で「絹と光」という意味を持つ「Kalika me Lama」。ハワイの地を訪れた花代がそこで出会ったのは、かつてハワイに豊かに根付いていた文化と自然。失われつつある文化の復興に勤しむ人々との触れ合いを通して、ハワイの幻想と現実と向き合います。この小さな小さな写真集には、複雑な歴史を背負うこの場所で、絹で作られたKALIKAのフラの衣装を身につけた姉妹や親子、神秘的な植物が、ハワイの光の中でとらえられています。
訪れたのは、フラ発祥の地と言われているモロカイ島と、マウイ島の東端に位置するハナ。モロカイ島では、海辺で二人の美しい姉妹が舞っています。二人の頭につけているレイポッオ(頭につけるレイ)の葉は、ハワイアンにとって、日々欠かせない植物。時折現れる幻想的な森は、ファリック・ロックがあるパラアウ州立公園で、昔は王族のみが入る事を許されていた神聖な場所でした。奥深くに眠っている記憶を呼び覚ますような、懐かしさと幻想が入り混じるイメージによって、過去と現在をつなぐハワイとフラの物語が綴られています。
― 出版社説明文より
- 判型
- 105 × 74 mm
- 頁数
- 56頁
- 製本
- ソフトカバー
- 発行年
- 2020