So It Goes, So It Goes, So It Goes
本書は、梶岡美穂による受賞作『So It Goes』の第3版である。オリジナル限定版は、年間を通してフランスで出版された写真集の中で、最も優れた作品に贈られるナダール賞を2019年に受賞した。
梶岡は常々、自分の作品がより多くの人に届くことを願っていた。その願いを叶えるため、IBASHO & the(M) éditionsは、より手頃な価格の第2版の発売を支援し、第1版と同様に瞬く間に棚から消えた。この第3版は、ユニークな新しい表紙だけでなく、梶岡の新しいカラー作品を含む、ほとんどが新鮮な内容で、前作とは一線を画している。
『So It Goes』では、梶岡が「時間」「記憶」「場所」という概念に関連した作品を紹介している。このシリーズでは、これまでの作品と同様に、さまざまな時代の彼女の日常生活の断片を直感的なイメージで表現している。梶岡がこのテーマに興味を持ったきっかけは、カート・ヴォネガットの小説『スローターハウス5』を読んだことだった。
梶岡は長い間、出来事の年表や意味に魅了されてきたという。彼女によれば、写真は瞬間を切り取り、凍結させるものであり、印象を展示することは、時間の感覚と戯れ、この時系列の中に迷い込むようなものだという。
― 出版社説明文より
- 判型
- 160 × 210 mm
- 頁数
- 120頁
- 製本
- ソフトカバー
- 発行年
- 2023
- 言語
- 英語、日本語
- ISBN
- 979-10-95424-38-3