アルバムのチカラ
東日本大震災の津波で流されてしまった泥だらけの写真とアルバム。
それを洗浄し返却する人々の姿があった。
1枚の写真とアルバムが持つ本来のチカラ、人々の姿が、未来を拓いていく!
編集者・藤本智士と写真家・浅田政志が、2011年3月11日の震災から約1ヶ月後、
ボランティア活動のために被災地へ向かった。
そこで目撃したのは、泥だらけの写真と、それらを洗浄する人々。
こうした活動が東北沿岸部各地で自然発生的に行われていることを知った2人は、
それを取材し紹介することで写真洗浄のノウハウを各地でシェアできるようになるのではないかと、
2年間にわたり取材した。
あれから4年が経とうとしている今こそ、あのとき何が起こっていたかを伝えたい。
「誰に誉められるわけでもないのにねぇ。 だから自分で、火曜日と水曜日だけは来よう、って決めてやってます。 大変だけど、誰かが始めてくれたことだから。 ー岩手県野田村/下田靖子さん(写真洗浄ボランティア)」(本文より抜粋)
- 判型
- 192×151mm
- 頁数
- 252頁
- 製本
- ソフトカバー
- 発行年
- 2015