桜狩り
写真専門学校の学生時代から、卒業後の約6年間にかけて撮影していました。
既存のテーマについて撮影せず、あるかどうか定かではないが、自分のイメージを探そうとしていた模索の時代。
自己と他者が織りなす空間で、幾巡にも繰り返される日常。
その中に「花」を見つけること。
特別な無時間が出現するように自己の意識を変革して、日常に間隙を作り出すこと。
そこでイメージが咲き出す瞬間に立ち会い、それが散るまで見とどけること。
カメラを通して得られるそのような経験が自分の写真のはじまりと信じて、いろいろな場所へ出掛けていました。
― 野口靖子
- 判型
- 250 × 254 mm
- 頁数
- 120頁、掲載作品99点
- 製本
- ソフトカバー
- 発行年
- 2022