Self-Portrait
韓国 ソウルを拠点に世界的に活動するAhn Jun (アン・ジュン)の初の写真集。
2008年から2013年にかけて、ソウル、NY、香港都心などで撮影したセルフポートレートのシリーズ。
高層ビルの屋上や先端にあって下を見下ろすその姿は、圧倒的な緊張感と浮遊感に満ちている。
屋上にいることは変えられない=「過去」と、遠くに感じられる都市の風景=「未来」の狭間にある「虚空」
を視覚化し、一瞬の割れ目=「現在」を写しとる。
それは時間を空間に置き換え、写真を通してのみ可能なパフォーマンスであり、コンテクストから孤立する。
高所から水平に都市を望む視点と、その足もとの虚空を見る視点ーー
視覚的認識と空間的認識、生と死、理想と現実が衝突し、その端の上にある存在を提示する。
過去は背後に。
未来は遥かに。
現在(いま)とは虚空。一瞬の割れ目。
「現在とは、未来と過去の間の、とても短い一瞬のことです。
つまり私たちは皆、何らかの端の上に生きているのです。
生と死の間、そして理想と現実の間に。」アン・ジュン
- 判型
- 364 × 233 mm
- 頁数
- 88頁
- 製本
- ハードカバー
- 発行年
- 2018
- 言語
- 英語、日本語、韓国語
- 出版社
- 赤々舎 (2018/11/15)
- 言語
- 日本語
- 発売日
- 2018/11/15
- ISBN
- 978-4-86541-087-7 C0072