民謡山河/物草拾遺
6種類のイメージ有り
須田一政(1940-2019)は、1967年に詩人・劇作家の寺山修司が主宰する劇団「天井桟敷」の舞台写真家兼ドキュメンタリストとしてキャリアをスタートし、1971年からフリーランスの写真家として活躍した。日常と非日常の間にある微妙な緊張感をとらえ、日常の中の非日常を神秘的に表現した作品で知られる。また、被写体の内面と外面のつながりを表現し、内なる感情の断片を見せることで、同時代の写真家とは一線を画し、日本写真史の中で独自の地位を確立している。
本シリーズは、須田一政の妻である須田良子とのコラボレーションにより、1978年から2年間『日本カメラ』で連載された「民謡山河」からと、1980年から1982年にかけて同誌で連載された「物草拾遺」からの作品をセレクトし、コロタイプでプリントした。
プリントサイズ:310 x 255 mm / イメージサイズ:290 x 228 mm
SUDA ISSEI Worksによる刻印と番号付き
― 出版社説明文より
○コロタイプとは○
一般的な印刷方法であるオフセット印刷では色や濃淡を小さな網点の密度で表現しますが、コロタイプでは連続階調で表現するため、写真のようにより本物に近い緻密なディテールで表現することができます。