TOKYO1970 BY JAPANESE PHOTOGRAPHERS 9
いま、世界のアート写真界では、日本の戦後写真が注目を集めています。なかでも、高度経済成長を背景とし、政治的、文化的にも激動期であった1970年代は、数多くの個性豊かな写真家が活躍した時代でもありました。当時の日本写真界は、それ以前の社会派ドキュメンタリーとは一線を画す、個人の視点に根差した表現が強く打ち出され始めた胎動期であり、経済発展を背景にした広告、ファッション写真の黎明期でもあった、まさに百花繚乱の様相を呈していた時期でした。その1970年代を代表する9人の写真家たち(有田泰而、細江英公、森山大道、内藤正敏、沢渡朔、須田一政、立木義浩、寺山修司、渡辺克巳)が、それぞれの“フォーカス”で、熱い時代の空気を切り取った160点あまりの作品を収載しました。
- 判型
- 282 × 210 mm
- 頁数
- 212頁
- 製本
- ソフトカバー
- 言語
- 和文、英文
- 発行年
- 2013