Friction / Tokyo Street
東京出身の写真家、鈴木達朗は2008年よりストリート写真の制作を続けている。彼の作品は目の前で偶発的に起こることに対して、緊張感を持ちながら被写体に迫る手法で制作されている。
街に出て写真を撮り続けている鈴木は、横断歩道を渡る女性や地下鉄のホームに立つ人々の脚、ショーウィンドウに映る影など日常の中に思いがけない意味をもたらす。ストリートが持っているエネルギーがこのプロジェクトの核であり、そこに内在する焦燥感や張り詰めた空気が映し出されているのだ。
本書は今の日本のストリートフォトを体現した一冊と言えるであろう。
2016年に開催されたSteidl Book Award Japanの受賞者の作品。
― POST説明文より
- 判型
- 210 × 297 mm
- 頁数
- 164頁、掲載作品150点
- 製本
- ハードカバー
- 発行年
- 2020
- 言語
- 英語
- ISBN
- 978-3-95829-413-4