東北残像
1972年、写真学校で自分の写真を見つけずにいた原は、突き動かされるように東北へ向かい、1日10本、360カット撮ることを自分に課して実践した。東京へ戻り、ネガを高温で現像した。膜面がはがれ、東北の光景が残像として残った。1973年、初めての個展「東北残像」。反応はなかった。写真学校を辞め、バイトと写真の生活を続けた。「自分に才能があるのかを疑ってかかった。しかし、写真家になるという覚悟だけは失わなかった。その覚悟は偽りのないものだった」
― 出版社あとがきより
- 判型
- 276 × 230 × 11 mm
- 頁数
- 64頁、掲載作品50点
- 製本
- ハードカバー
- 発行年
- 2019
- 言語
- 英語、日本語
- エディション
- 500