One last hug 命を捜す

One last hug 命を捜す

岩波友紀

出版社:青幻舎

一片の骨でもいい、もう一度抱きしめたい。

大川小にいた息子、南相馬で流された息子、帰還困難区域に眠る娘……。
今もなお、わが子を捜し続ける父親たち。

東日本大震災による津波は、多くの人々を見当もつかない場所へ流し去った。発生から8年を経た現在、行方不明者は2532名を数える(2019年6月時点)。もはや生存は絶望的だが、それでも捜すことをやめない人々がいる。彼らはなぜ捜し続けるのか、捜し続けられるのか。

自治体の不誠実な態度や、原発事故の影響による捜索の大幅な遅れ。さまざまな問題が浮き彫りになる一方で、命とは何か、人はなぜ生きるかという根源的な問いを投げかける一冊。

宮城県石巻市、福島県南相馬市、福島県大熊町の3家族の足跡を追ったフォト・ルポルタージュ。

-出版社説明文より

キーワード: 福島 メモリー 家族 時事

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