新宿ダンボール村:迫川尚子写真集 1996-1998
時代と人間の記録として第一級。
共感をベースにしたリアルな視線と、柔軟なカメラ・ワークに支えられた
都市(日本)のドキュメンタリーとして貴重な一冊。
― 森山大道
森山大道をして、「新宿のヴァージニア・ウルフ」といわしめた写真家、迫川尚子。
新宿に出現した段ボール村に毎日通いつめ、撮影した貴重な記録。
いま、見えなくされたホームレスたちの姿が、ここにある。
都庁を建て、使い捨てにされ、その近くでひっそり暮らしていた。
「動く歩道」ができて、排除された。
ふだんお互いに関わりを持たない、路上生活者が、その時ばかりは身を寄せあい、新宿駅西口改札前広場に段ボール村が出現した。
2年間にわたり彼らは自分たちの存在をアピールした。
― 出版社説明文より
- 判型
- 178 × 130 mm
- 頁数
- 232頁
- 製本
- ソフトカバー
- 発行年
- 2013
- 言語
- 日本語
- ISBN
- 978-4-925064-76-7