横浪修のナラティブ - PPF Magazine: Vol. 01
「受け継がれていくべき、ひと、こと、もの」の過去、現在を探り、横断的なこれから(未来)を考える『PPF (Past Present Future) Magazine』
創刊号Vol. 01はファッション雑誌、カタログ、広告などさまざまに活躍しているフォトグラファー・横浪修さんを総力特集いたします。クライアントワークの他に自身の作品撮影も精力的に行っており、その作品は日本はもとより海外にも広く知られており、多くのファンを魅了しています。
氏の撮られる写真の内容はもちろんのこと、温厚な人柄、仕事に対する向き合い方、そして何よりもお弟子さんとの関係性に独自の感性を見ることができます。
横浪さんから巣立たれたお弟子さんはすでに18人にものぼり、いずれの方もその系譜を引き継いでご活躍されておられます。そんな横浪さんから学んだお弟子さんから、氏について伺い、時代、世代、業種を超えた、受け継がれていくべき大切なことを探りました。
本企画は「Narrative」を主題にし、多角的にフォトグラファー・横浪修さんを探っています。「Narrative」という言葉は、日本語で直訳すると「物語」となります。しかし「Story」の意とは異なります。順を追いながら、明確な結論に向かって伝える「Story」に対し、「Narrative」は対話をするような形で、物語を導き出していくものであると言えます。
お弟子さんそれぞれが持っている横浪さんとの「物語」を、「写真」で表現してもらい、その際に伺った話を補助的に加え構成しています。冊子後半の32頁(袋綴じ天綴じ)部分では、横浪さんご自身に写真をご提供いただき、お弟子さんに対してのアンサーとして、本全体を振り返えれる仕組みにし、さらに横浪さんのこれまでの写真遍歴も垣間見れる流れにしています。冊子全体を通して、何かを明示しすぎないようにつとめており、読者それぞれに結論を委ねる一冊となっております。
― 出版社説明文より
- 判型
- 238 × 190 mm
- 頁数
- 144頁
- 製本
- ソフトカバー、ケース
- 発行年
- 2021
- 言語
- 英語、日本語
- エディション
- 1000
- ISBN
- 978-4-909705-02-0