Kemonomichi
出雲から諏訪に神がやってくる以前、ミシャグチという土着の神が存在していた。
さかのぼれば縄文文化が繁栄していた。
出雲からの神、ミシャグチ、縄文。
この3つが諏訪湖と、屏風のように立ちはだかる八ヶ岳のあいだで、いまも蠢いている。
けっして過去のものではない。ときに、それらの力をひしひしと感じる。
何かをきっかけに、日常を乗り越え、忽然と姿を現し、ひとつになる。
その瞬間を、私は待つ。
やがて、目の前に、容易には見えなかった一筋の道があらわれる。
私はその奥へ、深く分け入ってみた。
ー小林紀晴、後書きより抜粋
- 判型
- 259 x 253 mm
- 頁数
- 107頁、掲載作品89点
- 製本
- ソフトカバー
- 発行年
- 2013
- 言語
- 英語、日本語