Jeff Wall
本書は、15年ぶりに開催されたジェフ・ウォールの大規模な展覧会に併せ、40年以上にわたるウォールの重要な作品を収録している。
バンクーバーを拠点に活動するカナダ人写真家ジェフ・ウォール(1946年生まれ)は、40年以上にわたり、概念的・政治的に複雑で魅力的な作品を制作してきた。絵画の慎重さと動画の即時性の両方を取り入れた大判の写真を使った、日常的なドラマを演じる人物の没入感とシャープなディテールのシーンで知られている。ストリートフォトの慣習や本物志向から離れ、人工的で映画的なものを好み、ロケハンを行い、俳優を被写体に起用し、映画制作のような厳密さで撮影を構成し、綿密な計画を立てて写真を制作している。
Glenstone Museumで開催された同名展覧会は、2007年にニューヨーク近代美術館で開催され、大きな反響を呼んだ彼のキャリア中期以来、アメリカで最大規模の展覧会となった。約30点の作品からなる本書では、バックライト付きライトボックスやモノクロのシルバーゼラチンプリントで展示された初期の作品から、最近の大型インクジェットカラープリントまで、ウォールの先駆的な作品の全容を紹介している。
― ディストリビューター説明文より
- 判型
- 300 × 260 mm
- 頁数
- 92頁、掲載作品40点
- 製本
- ハードカバー
- 発行年
- 2021
- 言語
- 英語