一山 C
今年、高野山は弘法大師空海の手で密教の道場が開かれて から1200年目を迎えます。
その記念すべき春に 、若手写真家 古賀絵里子が5年間にわたって撮影した渾身の写真集『一山』を送り出します。
荘厳な佇まいの寺院や祈りの山道、澄みきった大気、四季の情感あふれる自然。のみならず、
高野山に流れる静かな日常と、そこに暮らす人の体温が、美しく脈打つような写真100点を収載しています。
「結局、私にとって『写真』以前に『人』があるのだろう。 人として少しでも良くありたい。そう願う心が、自分に欠けているものを埋めるために、 ある場所へ、ある人の元へ通わせるのだと思う。 求めるものが目指す先にあって、対象の懐が深いほどのめり込んでいける。 それは信仰と同じような力かもしれない」ー後書きより抜粋
表紙は、全部で3色。
桜の花びらを思わせる「さくら」、清浄な雪を思わせる「ゆき」、静かな夕闇を思わせるグレーの「うすずみ」です。
- 判型
- 280 × 225 mm
- 頁数
- 128頁
- 製本
- ハードカバー
- デザイン
- 大西正一
- 発行年
- 2015