意識
ハヤシシゲミツ。我々はその感性と才能を、遂に目の当たりにすることになる。
関西にて展示を中心に作家活動を続けてきた
彼が初めて本格的な写真集を世に送り出す。
「意識」と名付けられたこの作品は、人間のなかに在る潜在的な記憶を、彼の持つ感覚と空間の切り取り方によって、まるで白昼夢や走馬灯のように蘇らせている。
意識することと無意識なことは表裏一体である。だからこそ、そこに写っているものは美しさや醜さ、安らぎや恐怖であり、それが人間の持つ本質なのかもしれない。
ハヤシシゲミツ写真集、意識。
表紙の鮮烈なビジュアルと素材感に先ず目を奪われる。そして、そのページを開いていくごとに独特の世界観にどっぷりと嵌まっていくであろう。
― 出版社説明文より
遠い記憶。
そうであればあるほど自ら得た一枚の写真に暗闇をみる。
引き裂く閃光。
一瞬の刹那。
得体の知れない美しさに恐怖すら感じながら、私の意識に還ってくる。
― ハヤシ シゲミツ(ステートメントより抜粋)
- 判型
- 210 × 297 mm
- 頁数
- 104頁
- 製本
- ハードカバー、ケース
- 発行年
- 2021
- 言語
- 英語、日本語