I’m So Happy You Are Here: Japanese Women Photographers from the 1950s to Now
I’m So Happy You Are Here: Japanese Women Photographers from the 1950s to Now
原美樹子、ヒロミックス、石川真生、石内都、片山真理、川内倫子、小松浩子、今道子、長島有里枝、楢橋朝子、蜷川実花、西村多美子、野口里佳、野村佐紀子、岡部桃、岡上淑子、オノデラユキ、澤田知子、志賀理江子、杉浦邦恵、多和田有希、常盤とよ子、潮田登久子、渡辺眸、山沢栄子、やなぎみわ
出版社:Aperture
アルル国際写真フェステイバル2024での同名展覧会(2024年7月1日〜9月29日)の開催に併せて出版された本書は、1950年代から現在までの作品に焦点を当て、さまざまな世代から26名のアーティストを紹介している。この歴史的・現代的な作品集は、深く繊細な日常生活の観察、日本社会への批判的な視点、特に日本女性が担ってきた役割への批判的な視点、そして写真という形式の実験と拡張という3つの主要なモチーフを織り交ぜている。今回初めて一堂に展示されているこれらの作品は、日本と日本の写真に対する多角的な視点を提供し、写真というメディアに対する日本女性の多様な貢献について、より広範な考察を与えてくれる。
本書は、完全な網羅性を示す百科事典的なものではないが、その目的は、日本女性の写真への貢献について、より徹底的な対話のための強固な基盤を提供することであり、また、より確かな日本写真史に興味を持つ人にとって、欠くことのできない資料となることである。鍵となるイメージ、インスタレーション作品、ビデオ、写真集を通して、日本社会における女性の生きた経験と視点に焦点を当てた、幅広い写真的アプローチを提示している。
編者のポーリン・ヴェルマーレとレスリー・A・マーティン、キュレーターで作家の竹内万里子、写真史家のキャリー・クッシュマンとケリー・ミドリ・マコーミックは、豊富な図版を用いた3つのエッセイで、作品を理解するための批評的な歴史的・現代的枠組みを提供する。さらに、マーク・フューステルとラセット・レダーマンによる詳細な図版付き参考文献目録と、笠原美智子、福のり子など、日本を代表するキュレーター、批評家、歴史家による主要な批評文のセレクションによって、さらなる文脈が提供されている。
― 出版社説明文より
- 判型
- 285 × 215 mm
- 頁数
- 440頁、掲載作品518点
- 製本
- ハードカバー
- 発行年
- 2024
- 言語
- 英語
- ISBN
- 978-1-597115-53-7