写真家。
85年の個展「静物」より、本格的に作家活動をスタート。野菜や魚などの食材や、花や昆虫を素材として特異なオブジェを制作、それを自ら撮影し印画紙に焼き付けている。豊かなイマジネーションから生み出された数々のオブジェは、今の手によりモノクロームの印画紙上に浮かび上がり、虚と実が織りなす独特な美の世界を創り出している。

©Michiko Kon, courtesy of PGI

年表

1955 神奈川県に生まれる。
1978 創形美術学校版画科卒業。
1978−80 東京写真専門学校で写真を学ぶ。

出版物

2021年『フィリア-今道子』国書刊行会
2011年『IMPACT』M/Light
1997年『今道子』光琳社出版
1997年『Michiko Kon: Still Lifes』アパチャー(英語版)
1996年『KON BOX』P.G.I.&ナツラエリ・プレス
1991年『EAT』小学館(改訂版)
1987年『EAT』アートワークスコミッティー

個展

2021年「フィリア-今道子」神奈川県立近代美術館鎌倉別館(神奈川)
2019年「今道子」巷房(東京)
2019年「蘇生するものたち」フジフイルム スクエア 写真歴史博物館(東京)
2019年「Cannibal Feast」ロバート・マン・ギャラリー(アメリカ)
2018年「Recent Works 2018」PGI(東京)
2017年「Naturaleza Muerta」メキシコ国立写真美術館Fototeca(メキシコ)
2017年「Michiko Kon」Michel Soskine Inc.(スペイン)
2016年「Exposición fotográfica de Michiko Kon」ベラクルス州立大学附属図書館(メキシコ)
2014年「Recent Works」フォト・ギャラリー・インターナショナル (以下P.G.I.)(東京)
2012年「今道子写真展 IMPACT」B GALLERY(東京)
「今道子新作展 IMPACT」泰吉軒(中国)
2011年「今道子 Kon MichiKo」巷房(東京)
2010年「今道子铂金摄影作品展」泰吉軒(北京)
2009年「Michiko Kon Platinum Prints」, Michel Soskine Inc. (マドリッド)
2008年「プラチナプリントコレクション」P.G.I.(東京)
2002年「新鋭影像・今 道子 Michiko KON」台湾国際視覚藝術中心(台湾)
2002年「KON MICHIKO 今 道子」巷房(東京)
1999年「STILL LIFES」バーデン・ギャラリー(アメリカ)
1999年「Michiko Kon 今 道子」巷房(東京)
1998年「Photographs 1998」P.G.I. 虎ノ門(東京)
1998年「静物」ギャラリーRaku、京都造形芸術大学(京都)
1997年「今道子 写真集出版記念展」P.G.I. 芝浦(東京)
1996年「今道子作品展 ポラカラー8x10による」ポラロイド・ギャラリー(東京)
1995年「Michiko Kon」ロバート・マン・ギャラリー(アメリカ)
1995年「KON Michiko」巷房(東京)
1995年「Still Lives」ギャラリーイシス(京都)
1995年「今 道子 写真展 静物」ピクチャー・フォト・スペース(大阪)
1995年「台北攝影首展 今 道子」台北攝影藝廊(台湾)
1994年「Still Lives 静物」P.G.I. 虎ノ門(東京)
1993年「Michiko Kon: Still Lives」ヴァージニア美術館(アメリカ)
1992年「Michiko Kon: Still Lives」MITリスト・ビジュアル・アーツ・センター(アメリカ)(巡回:ヴァージニア美術館(アメリカ)
1992年「Michiko Kon 今道子」巷房(東京)
1991年「第16回木村伊兵衛写真賞作品展 今道子―EAT」ミノルタフォトスペース(東京、大阪)
1991年「New Japanese Photography Vol.2 今道子作品展」Exposure 渋谷パルコパートII(東京)
1990年「EAT: Recent Works」P.G.I. 虎ノ門 (東京)
1990年「MICHIKO KON」巷房(東京)
1990年「今道子」ピクチャー・フォト・スペース(大阪)
1987年「EAT 今道子写真展」コダックフォトサロン(東京、大阪)
1985年「静物」新宿ニコンサロン(東京)

グループ展

2023年「フジフイルム・フォトコレクション特別展シリーズ第2弾『写真表現と技法の結晶化』」フジフイルムスクエア(東京)
2022年「写真の中の子供たち、記憶と想像への旅〜アマナコレクションより〜」御代田写真美術館(長野)
2022年「日本写真協会賞受賞作品展」富士フイルムフォトサロン東京(東京)
2022年「メヒコ・マヒコ メキシコの魔力に魅せられた5人展」巷房(東京)
2020年「10周年記念企画展 –306–」銀座奥野ビル306号室(東京)
2020年「瞬く皮膚、死から発光する生」足利市立美術館(栃木)
2019年「Sleep with Fishes」ロバート・マン・ギャラリー(アメリカ)
2019年「Summer Exhibition」Michel Soskine Inc.(スペイン)
2019年「移ろう民 - Inmigrantes」京都場(京都)
2019年「In One Drop of Water」ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(オーストラリア)
2018年「たのしむ、まなぶ、夢のかけら」東京都写真美術館(東京)
2017年「Birds in the Hand」PGI(東京)
2017年「私はここにいます」サロン・ド・ヴェール(小諸)
2017年「永遠の幻想・美の幻影」六本木ストライプスペース(東京)
2017年「Birds of a Feather」ロバート・マン・ギャラリー(アメリカ)
2016年「ものをみる」PGI(東京)
2016年「一枚の写真を飾る部屋」森岡書店(東京)
2015年「裸って何?」ギャラリー新宿座(東京)
2015年「ARTS & FOODS」トリエンナーレ・ディ・ミラノ (イタリア)
2014年「種村季弘の眼 迷宮の美術家たち」板橋区立美術館(東京)
2014年「12 visual points 〜明日への視線〜」金沢21世紀美術館(金沢)
2014年「ア・ターブル!―ごはんだよ!食をめぐる美の饗宴―」三重県立美術館(三重)
2014年「フジフイルム・フォトコレクション展日本の写真史を飾った写真家の『私の一枚』」フジフイルムスクエア(東京)
2013年「日本の『妖怪』を追え!」 横須賀美術館(神奈川)
2011年「飯沢耕太郎・今道子」巷房(東京)
2011年「赤塚行雄を偲ぶ会」藍画廊(東京)
2011年「ビヨウ 鏡鏡鏡レトロの美容室から」銀座奥野ビル306号室(東京)
2011年「Beauty, Humor and Social Justice: Gift from Joan Morgenstern」ヒューストン美術館(アメリカ)
2010年「Xからの手紙」サロン・ド・ヴェール(長野)
2010年「Gelatin Silver Session」アクシス・ギャラリー(東京)
2010年「二十世紀肖像 すべての写真はポートレイトである」東京都写真美術館(東京)
2010年「オマージュ 種村季弘」スパンアートギャラリー(東京)
2009年「所蔵作品展 近代日本の美術 [特集 今道子]」東京国立近代美術館(東京)
2009年「4人展」Gallery創陽(鎌倉)
2008年「Texas Collects Asia: Contemporary Art」クロウ・アジア美術美術館(アメリカ)
2007年「Japan Caught by Camera – Works from the Photographic Art in Japan」上海美術館(中国)
2007年「Between Reality and Illusion」Marty Walker Gallery(アメリカ)
2006年「魚のすがた展 −みる、釣る、喰らう、祈る−」愛媛県美術館(松山)
2004年「Imag(in)ing the West: Michiko Kon, Nikki Lee, Yasumasa Morimura and Tseng Kwong Chi」シェルダン・アート・ギャラリー(アメリカ)
2004年「04 Summer」JURL et MODE(鎌倉)
2004年「中井英夫に捧げるオマージュ展」ギャラリーオキュルス(東京)
2003年「Beyond the Surface – Japanese Style of Making Things」シンガポール美術館(シンガポール)フィリピン文化センター(フィリピン)に巡回
2003年「日本写真史展」ヒューストン美術館(アメリカ)
2003年「ブルガリア現代版画と日本」山梨県立美術館(甲府)
2003年「Japanese Photography 1970’s – 1980’s」SK Josefsberg Studio(アメリカ)
2002年「プラチナ・プリントの輝き」フォト・ギャラリー・インターナショナル(以下P.G.I.)(東京)
2002年「こどもとおとなの美術入門 変身アート」群馬県立近代美術館(高崎)
2002年「開館50周年記念コレクションの歩み1952-2002」東京国立近代美術館(東京)
2001年「Illusion: Japanese Photography」Kulturhuset(スウェーデン) デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドで巡回展示
2001年「写真再発見2」東京国立近代美術館フィルムセンター(東京)
2001年「01 Summer」JURL et MODE(鎌倉)
2001年「Uncommon Threads: Contemporary Artists & Clothing」コーネル大学ハーバート F. ジョンソンミュージアム(アメリカ)
2000年「FALL | 00」University of North Texas Art Gallery(アメリカ)
2000年「P.G.I.ギャラリーアーティスト展」P.G.I.(東京)
2000年「作品を読む – 足で読む、耳で読む、画面で読む」板橋区立美術館(東京)
2000年「Made You Look! 19th Annual Family Exhibition」Austin Museum of Art(アメリカ)
2000年「オマージュ ファン・ゴッホ -没後110年 ファン・ゴッホに捧げられた現代美術」三鷹市美術ギャラリー(東京)
1999年「ヘルテン国際写真フェスティバル’99」(ドイツ)
1999年「木村伊兵衛写真賞の軌跡」川崎市市民ミュージアム(川崎)
1999年「脱・現代美術教養論」板橋区立美術館(東京)
1999年「10 years」Center for Photographic Art(アメリカ)
1999年「11人展」JURL et MODE(鎌倉)
1998年「Mirror Images: Women, Surrealism and Self-Representation」MIT リスト・ビジュアル・アーツ・センター(アメリカ)
1998年「女性写真家による静物写真展」P.G.I. 芝浦(東京)
1998年「Waterproof」エキスポ ’98(ポルトガル)
1998年「An Incomplete History: Women Photographers from Japan, 1864-1997」Visual Studies Workshop(アメリカ)、Houston Center for Photography(アメリカ)巡回
1998年「女性写真家のまなざし 1945-1997」東京都写真美術館(東京)
1997年「アートは楽しい8-複製時代」ハラミュージアムアーク(渋川、群馬)
1997年「わかってたまるか現代美術:わからないということについて」板橋区立美術館(東京)
1997年「4th 北九州ビエンナーレ」北九州市立美術館(北九州)
1997年「Japan Today: Kunst Fotografie Design」オーストリア応用美術博物館(オーストリア)
1997年「Some Assembly Required」シカゴ美術館(アメリカ)
1997年「The Enigmatic Object」ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(オーストラリア)
1996年「アーティストによる100点の腕時計(30個限定)&原画展」ギャラリー青羅(東京)
1996年「ニュー・ジャパニーズ・フォトグラフィ 1990's {無意識の共鳴}」横浜市民ギャラリー(横浜)
1996年「日本の写真 内なるかたち・外なるかたち:第3部現代の景色」東京都写真美術館(東京)
1996年「神奈川アート・アニュアル'96」神奈川県民ホールギャラリー(横浜)
1996年「木村伊兵衛写真賞にみる日本現代写真の系譜」東京都写真美術館(東京)
1996年「荒木経惟 今道子」Center for Photographic Art(アメリカ)
1996年「八人展」JURL et MODE(鎌倉)
1996年「今日の日本」Kunstnernes Hus(ノルウェー)(フィンランド巡回)
1995年「Texture & Touch」アート・ギャラリー・オブ・ニュー・サウス・ウェールズ(オーストラリア)
1995年「Rituals and Transformations」ナショナル・ギャラリー・オブ・カナダ(カナダ)
1995年「10/10/10」ロバート・マン・ギャラリー(アメリカ)
1995年「JAPAN TODAY」ルイジアナ近代美術館(フムレベック、デンマーク)Norwayなど巡回
1995年「木村伊兵衛写真賞20周年記念受賞作展〜22人の軌跡〜」銀座ニコンサロン(東京)
1995年「Unique Exhibition of Contemporary Japanese Photographic Artists」A.O.I. Gallery(アメリカ)
1995年「Beyond Recognition: Contemporary International Photography」ローガン・アートギャラリー(オーストラリア)
1994年「KARADAがARTになるとき」板橋区立美術館(東京)
1994年「写真の青春 東川賞新人作家賞のアンソロジー」エッグギャラリー(東京)
1994年「七人展」JURL et MODE(鎌倉)
1994年「Tradition and the Unpredictable: The Allan Chasanoff Photographic Collection」ヒューストン美術館(アメリカ)
1993年「Beyond Recognition: Contemporary International Photography」オーストラリア国立美術館(オーストラリア)(1995〜 オーストラリア国内巡回)
1993年「Photographs Vol.3 光響」藍画廊(東京)
1993年「Michiko Kon: Still Lives, Hiroshi Sugimoto: Seascapes and Theaters」バージニア美術館(アメリカ)
1992年「Representatives: Women Photographers from the Permanent Collection」アリゾナ大学センター・フォー・クリエイティブ・フォトグラフィー(アメリカ)
1991年「Make Believe: Contemporary Photography from Japan」フォトグラファーズ・ギャラリー(イギリス)
1991年「アートは楽しい2」ハラミュージアム アーク(渋川、群馬)
1990年「観念の刻印」栃木県立美術館(宇都宮)
1990年「東京-TOKYO」有楽町西武百貨店 西武アートフォーラム(東京)
1990年「日本のコンテンポラリー:写真をめぐる12の指標」東京都写真美術館(東京)
1990年「Japanese Contemporary Photography」パビヨン・デ・ザール(フランス)
1990年「脱走する写真―11の新しい表現」水戸芸術館現代美術ギャラリー(水戸)
1990年「静物-ことばなき物たちの祭典」静岡県立美術館(静岡)
1990年「FotoFest」ヒューストン・コンベンション・センター(アメリカ)
1990年「High-Tech Plants Photo Exhibition」阪神百貨店(大阪)
1990年「神 GOD 日米独伊200人のアーティストが描く神々の展覧会」P3オルタナティブミュージアム東京
1989年「151目の写真」ハイネケン・ビレッジ(東京)
1989年「The Hitachi Collection of Contemporary Japanese Photography」アリゾナ大学センター・フォー・クリエイティブ・フォトグラフィー(アメリカ)
1989年「TORINO PHOTOGRAFIA」(イタリア)
1989年「ニュー・エージ・ニュー・アート展」伊勢丹新宿店新館8階(東京)
1988年「写真で語る」東京芸術大学陳列館(東京)
1988年「Peace By Peace」ギンザ・グラフィック・ギャラリー(東京)
1987年「Japanese Women Photographers, From the ‘50s to the ‘80s」Lehigh University Art Galleries(アメリカ)
1987年「[写真新世紀]展8人のニューエイジ・フォトグラファー」六本木WAVE4階ストアデイズ(東京) 1989
1984年「日本グラフィック展」パルコギャラリー(東京)
1984年「第5回 11+1人展」鎌倉中央公民館ギャラリー(鎌倉)
1984年「第20回 神奈川県美術展」神奈川県民ホールギャラリー(横浜)
1983年「1983冬―15の様相」鎌倉中央公民館ギャラリー(鎌倉)
1983年「1983夏―15の様相」鎌倉中央公民館ギャラリー(鎌倉)
1982年「第2回11人展(鎌倉美術研究所講師」鎌倉中央公民館ギャラリー(鎌倉)
1979年「写真としての芸術、芸術としての写真」ギャラリー芝(横浜)

受賞

2022年 日本写真協会賞 作家賞
1991年 第16回木村伊兵衛写真賞
1987年 第3回東川国際写真フェスティバル新人作家賞
1984年 神奈川県美術展美術奨学会賞

収蔵

東京国立近代美術館(東京)
東京都写真美術館(東京)
東川町文化ギャラリー(北海道)
板橋区立美術館(東京)
神奈川県立近代美術館(神奈川)
カナダ国立美術館(カナダ)
シカゴ美術館(アメリカ)
プリンストン大学美術館(アメリカ)
ジョージ・イーストマン博物館(アメリカ)
ヒューストン美術館(アメリカ)
アリゾナ大学センター・フォー・クリエイティブ・フォトグラフィー(アメリカ)
クロウ・アジア美術美術館(アメリカ)
クリーブランド美術館(アメリカ)
サンフランシスコ近代美術館(アメリカ)
MITリスト・ビジュアル・アーツ・センター(アメリカ)
メキシコ国立写真美術館(メキシコ)
オーストラリア国立美術館(オーストラリア)
ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(オーストラリア)
クイーンズランド州立美術館(オーストラリア)
アルル・ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ財団美術館(ランス)

今道子の書籍

I’m So Happy You Are Here: Japanese Women Photographers from the 1950s to Now

原美樹子、ヒロミックス、石川真生、石内都、片山真理、川内倫子、小松浩子、今道子、長島有里枝、楢橋朝子、蜷川実花、西村多美子、野口里佳、野村佐紀子、岡部桃、岡上淑子、オノデラユキ、澤田知子、志賀理江子、杉浦邦恵、多和田有希、常盤とよ子、潮田登久子、渡辺眸、山沢栄子、やなぎみわ

$91.41 $77.70

Signed IMPACT

今道子

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