Aging
写真家・土田ヒロミ究極のドキュメンタリー、ここに誕生。
1日1枚のデイリーセルフポートレート36年間分1万3千枚を収録した300部限定のマルチプルエディション。
土門拳賞作家・土田ヒロミの写真集『Aging』は土田が老化を自覚した1986年7月から撮影を始めた1日1枚のセルフポートレートで、現在まで取り組んでいるシリーズ。老化という人の目では捉えられない緩慢な変化を、一瞬を切り取る写真の集積によって可視化する試みである。
本書には、1986年から2021年までの36年間分約1万3千点のセルフポートレートを収録している。1日1枚の写真のコマの一年分の集合体をモザイク画のように、一枚のイメージとして立ち上がらせる形式で、菊地敦己氏の手によって端正にデザインされ、300部限定のマルチプルエディション。巻末に生物学者・福岡伸一氏が寄稿。1日1秒にも満たない自分自身の顔の定点観測の記録を愚直に積み重ねていく『Aging』は、土田個人の領域を超えて、「生命とは、時間とは何か」という壮大なテーマを内包している。また、自身の年齢が80歳を超えた時点で、このプロジェクトは「メメント・モリ」であることを作家は確信し、現在も継続されている。
写真家・土田ヒロミ究極のドキュメンタリーである『Aging』の永久保存版。
― 出版社説明文より
- 判型
- 300 × 325 mm
- 頁数
- 84頁
- 製本
- ハードカバー、ケース
- 発行年
- 2022
- 言語
- 英語、日本語
- エディション
- 300
- ISBN
- 978-4-908955-16-7