Walking with Leica 3
1975年ごろからどうもヤンチャな北井さんもおとなしくなりはじめ、今の北井さんになってきた様子です。そして代表作の「村へ」と続いていく、なかでもマタギの話しはいいなあー。こうして北井さんの発表作品と話しを追っていくとなるほど「ライカで散歩」が重要な北井一夫写真集なのかがおぼろげながら見えてきました。
彼にとってライカで散歩はスケッチなんだな。
タブロー、写真でタブローという言葉があるかどうか、を写す為のスケッチあるいはデッサンなんだと気づいたわけです。
あらためて「ライカで散歩」のvol.1、vol.2を取り出して見ました。
今度のvol.3は前の二冊に比べて少しちがってきました。ところどころにタブローらしき作品があります。オヤ北井さんは頑張ってきたみたいって感じられる作品が。
でもちっともムリはしていないんですね。
- 判型
- 160 x 292 x 11 mm
- 頁数
- 72頁;掲載作品56点
- 製本
- ハードカバー
- 発行年
- 2009