宝石の海
今から60年前の1956年(昭和31年)夏、報道写真家浜口タカシが24歳の時に撮影した千葉県の九十九里浜の写真をもとに本書は作成されている。
当時の浜口は、故林忠彦を師と仰ぎ彼の写真に影響を受けていた。この前年に林が撮っ た九十九里浜の写真を見て居てもたってもいられず、九十九里に向かったとのことである。
昭和30年代の九十九里浜は、遠浅の海岸線が続くため漁港の整備が遅れ、多くの漁師は裸で船を砂浜から押し漁に向かっていた。海の魚影は濃く、漁師は「宝石の海」と 呼んでいた。
― 出版社説明文より
- 判型
- 285 x 215 mm
- 頁数
- 72頁、掲載作品25点
- 製本
- ハードカバー
- 発行日
- 2016
- 言語
- 英語、日本語