Vanishing Point
写真を即興的に屋外展示するプロジェクト「VANISHING POINT exhibition in liminal zone」をまとめたタブロイド作品集。
ホワイトキューブでの展示への反抗心をきっかけに、このプロジェクトを始め、iPhoneを用いた撮影や、コンビニのプリンターを利用した即席印刷など、手軽で身軽な展示方法をとっている。つねに変化を続ける廃墟的な空間を見つけては、光を感知できるかできないかの境目の時間である明け方に展示を行うことから、「exhibition in liminal zone」としている。
Nicola Tirabassoによるデザイン。それぞれの写真に、ランダムに文字や線のドローイングがトレースされている。「いつかだれかが、たまたまこの展示に遭遇するかもしれない」という希望をもって、この儀式的な行為を続けている。
― 濵本奏
- 判型
- 432 × 300 mm
- 頁数
- 32頁
- 製本
- ソフトカバー
- 発行年
- 2022
- エディション
- 100