SOLARYMAN 2006-2015
画一的に見えるサラリーマンも、きっと誰かにとってのヒーローであり、
おかしみのある個性的な存在である。”
2006
サラリーマン一筋で生きてきた父親のことを、私は亡くなってから強く尊敬するようになりました。
サラリーマン経験のない私は、会社を背負って汗水流して働く父親たちが、
空を跳ぶヒーローに変身する一瞬を見つけることに、強い感動と希望を抱きます。
記号的なスーツ姿のサラリーマンを日常の世界から跳ばせることで、
彼らは輝きを放ち、個性をみせてくれます。
その姿を私は、亡き父親の理想像に重ねながら作品を制作しています。
2015
私はサラリーマンの息子として、とても誇りを持っています。
そして私は写真家になり、今ではサラリーマンを撮り続けています。
いずれ、私も父親になる日が来ることでしょう。
子供のために生きる、父親の”生き様"を。
思春期の娘との、微妙だけど幸福な"距離感”を。
これからも、ソラリーマンを通して表現したいと考えています。
— 作者あとがきより抜粋
- 判型
- 192 x 262 mm
- 頁数
- 160頁
- 製本
- ハードカバー
- 発行年
- 2016
- 言語
- 英語、日本語