SCHOOLGIRL COMPLEX 2006-2015
“記号的な存在である女子高校生をモチーフに、(思春期に抱くコンプレックスによる)凝視から
生まれるさまざまな妄想やフェティシズムを、淡い憧憬としてパッケージした作品”
透けるシャツ・ソックス・チェックのスカートからのびる足・膝裏・ほくろ・かさぶたなど、
画一的な制服を身にまとっていても、彼女たちの個性の痕跡はたしかに存在していて、
思春期の頃の私は、それらに対して強い妄想と欲望を抱いていました。それと同時に、
まだ女性経験がなかった私は、女性に対して強い恐怖心(コンプレックス)も抱いていました。
そんな複雑な感情・妄想・欲望を、徹底的に洗練された形で表現して、記号化することにより、
私は思春期の儚さや危うさを多面的に表現したいと考えています。
ー後書きより抜粋
- 判型
- 238 × 128 mm
- 頁数
- 160ページ
- 製本
- ハードカバー
- 発行年
- 2015