鬼にも福にも もうひとつの京都
2015年から足掛け3年にわたり、京都府内26市町村を撮影した。
大陸から渡来人が訪れ、稲作を広めた丹後半島。日本海の豊かな漁場。
神様の通り道、宮津天橋立。ちりめんが繁栄を呼んだ与謝野や綾部。
美山や北山の材木が、由良川、桂川、保津川の水運で運ばれ、
そこで宇治のお茶と出会って、京都に固有の文化が生まれた。
日本文化の源流が脈打つ「海の京都」「森の京都」「お茶の京都」の地を巡り、
今なお脈々とつづく、土地に根差す暮らしと人びとを写しとる。
鬼でも福でもあるように見える、時代がもたらす変容のなか、
何を選択し何処へ向かうのか。大きな問いが息づく。
― 出版社説明文より
- 判型
- 136 x 210 mm
- 頁数
- 280頁
- 製本
- ソフトカバー
- 発行年
- 2017
- 言語
- 英語、日本語
- ISBN
- 978-4-86541-077-8