Midnight La Frontera
1983年から1987年にかけて、ケン・ライトはハッセルブラッドカメラとフラッシュを持って、国境警備隊が「不法滞在者」を探すためにオタイメサを夜中に捜索するのに同乗しました。彼は、彼らが逮捕される瞬間に立ち会い、当局と写真家のフラッシュによって撮影されました。希望が絶望に変わった瞬間、残酷なかくれんぼに巻き込まれた移民たちが、極めて弱い立場で撮影されたものです。
ライトの写真とJosé Ángel Navejasの手記は、英語とスペイン語で掲載されており、より良い人生を手に入れるために必死で国境を越えた人々の悲惨な夜の様子を証言しています。Navejasがメキシコから初めてアメリカ国境を越えた翌日、彼は捕まり、ティファナの通りに強制送還されました。それでも彼は、トンネルをくぐってサンディエゴまで戻り、そこで永遠にアメリカに入国したのです。
アメリカン・ドリームを求めて何日も何週間も危険な旅を続ける人々の闘争心と反骨精神が、鋭い言葉と夜の闇に浮かび上がるストロボ・ライトの映像で表現されています。
― 出版社説明文より
- 判型
- 336 × 285 mm
- 頁数
- 136頁、掲載作品66点
- 製本
- ハードカバー
- 発行年
- 2020
- 言語
- 英語、スペイン語
- ISBN
- 978-1-942953-43-2