Kazuo Shinohara: View from this Side (New Edition)
建築家の篠原一男(1925年-2006年)は、建築物を設計する傍ら、常にカメラを片手に様々な場所に足を運びました。本書は、彼が個人的に使用することを主目的とした、あまり見ることのできないカラースライドのセレクションです。街角の風景、街並みの印象、記念碑的な建物など、何気なく街を歩きながら撮影したスナップショットが中心で、細部や珍しい視点、時には単なる奇異なものを記録するために撮影されています。1972年から1985年にかけて篠原が行った5つの重要な海外旅行から選ばれたこれらの写真は、熟練した建築家の日記と言えるでしょう。Simona Ferrariによるエッセイ付き。
― ディストリビューター説明文より
篠原一男(しのはら・かずお)
1925年静岡県生まれ。47年東京物理学校(現・東京理科大学)卒業後、建築に転向し、東京工業大学工学部建築学科に入学。清家清に師事。53年卒業。その後、「日本建築の空間構成の研究」にて、67年工学博士号を取得。助手、助教授を経て、70年東京工業大学教授、後に名誉教授。住宅を中心に、公共建築の設計も手がける。2006年逝去。
― TOTO通信より
- 判型
- 180 × 130 mm
- 頁数
- 98頁
- 製本
- ソフトカバー
- 発行年
- 2021
- 言語
- 英語
- ISBN
- 978-3-906213-38-5