shashasha 写々者

「自分の作品を「観る」ごとに、発見があります。それは作品を鏡のようにして、何度も自分自身と出会いなおしているということなのかなと思います。そして作品は、鑑賞者が「観る」たびに、新しく生まれ変わりながら存在し続けているのではないか？ そう思っています。」
― 木村朗子

木村朗子は1971年日立市生まれ。極めて繊細な感性で風景を撮影する日本の新世代写真家の一人。彼女の作品は国内外のギャラリーで展示されている。

本シリーズタイトルの「i」は、英語の「I」、日本語の「愛」を意味する「ai/」の音である。
これらの写真を垣間見ると、平和で穏やかな感覚、この世に生きている幸運を感じる。

『i』は、木村にとって初の海外流通本であり、極めて高いクオリティで編集されている。