さすらい
フランスを代表する国民的写真家、レイモン・ドゥパルドンの代表作
フランス本国で5万6千部の売り上げを記録した『ERRANCE』の日本語版である本書は、見開き左右1ページずつに写真とエッセイが並置され、タイトルでもある"さすらい"とは?をめぐる内容となっている。報道写真家として世界的に名を馳せる作家が、その枠組にある写真の撮り方や制約から解放され、自己や現在と向き合う、先の見えない旅にもその足取りは重なる。 写真と言葉の独特の構成、関係性。東京で撮られた写真も原著同様に10枚ほど収録されている。
ー 出版社説明文より
さすらい ─ 明白でもあり、曖昧でもある言葉 ─ は、通常は運動、とりわけ歩行や、錯乱の観念、さらには自己喪失と関連づけられる。 しかしながら、さすらいの核心にあるのは、まさしく「なんとか折り合いのつけられる場所」という問題にほかならない。
ー 本文より
- 判型
- 128 × 182 mm
- 頁数
- 200頁
- 製本
- ソフトカバー
- 発行年
- 2017
- 言語
- 日本語