1960-80
日本人写真家、児玉房子の作品集。常に動きを、時に無秩序に乱れ、気ままで本能的な仕草を。作者は前進していく勢いをカメラで捕らえる。目の前に自然と湧き出たものが撮られた写真群は、被写体に若干ズレが生じているような、意外な視点を生み出している。
せっかちさと軽やかさの合間で、作者はある現代日本特有の活気を描き出す。本書では、活力に満ちた人々が暮らす場所、都市、村の雰囲気と空気感を捕らえている。自然とシャッターを切ってしまったようなフレーミングを通じてこれまで多くの作品を生み出してきた作者は、本作で日本の20年を越える歳月の間に存在した景色に、穏やかでありながら生き生きと輝く眼差しを向ける。
本作は、まだ作者の認知度が日本ほど高くない場所である西欧の地で初めて刊行される作品集である。本書は、「CHOSE COMMUNE」が継続的に力を入れてきた、現代日本人写真家を日本国外へと紹介する取り組みに伴う刊行である。
― ディストリビューター説明文より
€64.43
税込予約販売
2025年4月25日発送予定
- 判型
- 260 × 220 mm
- 頁数
- 168頁
- 製本
- ハードカバー
- 発行年
- 2025
- 言語
- 英語、日本語、フランス語
- ISBN
- 979-10-96383-43-6