Deadbeat Club Zine セット

Deadbeat Club Zine セット

チャド・ムーア池田葉子イアン・ベイツワード・ロング

出版社:Deadbeat Club

4冊組

ロサンゼルスを拠点とする出版社Deadbeat Clubが、Tokyo Art Book Fair 2023に際し刊行したZineの4冊組。サイズや全体的なデザインは同じだが、それぞれのZINEにはテーマ的なつながりがあり、自己完結した作品となっている。

 

チャド・ムーア『Not No』 44頁
チャド・ムーアの直接的で色彩豊かなアプローチを引き継いでいる『Not No』は、アメリカのエピキュリアンな若者たちのナイトライフを鮮やかに描いた作品。
エレクトリックな夜の飽和した光を浴びながら、抱き合う体。好奇心旺盛な視線は官能的な輝きを放つ。
ページを通してメロディーのように繰り返される、空と海が織りなす無限の夜景は、この奔放な自由、愛と素直さの陶酔を響かせている。

 

池田葉子『Obscura』 44頁
冬枯れの木の枝のしなやかな影が、明るい木のパネルの蔓と融合する。暖かみのあるグレーの色調の歩道が、予測不可能なパターンを形成している。雨の跡が街の表面に染み込み、黄色、灰色、茶色の色調をゆるやかに変化させている。
池田葉子の最新写真集『Obscura』のページを通して、私たちは、日常的な都市環境の宝物を発掘し、昇華させ、地味な被写体の豊かさを絶妙なディテールで提供するこの著名な日本人写真家の比類ない才能を再発見する。
池田はレンズを通して、彼女の周りに隠されている驚異を見ている。そして、タイトなフレーミングと正確な直感によって、それらは色彩と質感の貴重な断片となり、繊細な呼応の戯れの中で互いに呼応し合う。

 

イアン・ベイツ『Lost Dog』 48頁
『Lost Dog』を開くと、好奇心旺盛にこちらを向く猫で始まる。
本書は寓話に似ている。枯れ木の枝に落ちた残骸、忘れ去られた家庭生活の細部、まっさらな雪の上の血痕...。そして時折、透き通るようなイメージの中に、女性のまなざしや慈愛に満ちた炎の中に見出される温もりの光線など、優しさがあちらこちらに浮かび上がってくる。
イアン・ベイツは『Lost Dog』で、渓谷や山々を通して、他の追随を許さないほど奇妙で壮大な孤独を捉えた、神秘的なアメリカ北西部の肖像を提供している。

 

ワード・ロング『Standstill』 48頁
『Standstill』は、カリフォルニア州オークランドから、人生の大きなチャプターとチャプターの間にある空間について瞑想する、輝きに満ちたシーンを集めたものである。ワード・ロングの初の写真集『Summer Sublet』(2020年)に続く『Standstill』では、見慣れたインテリアや黄金色の輝きを放つ近隣の風景が紹介されている。友人たちに子供が生まれ、公園のフェンスに暖かい光がたまり、誰もいない駐車場で花火が爆発する。時間は循環しながらも、このわずかな瞬間は宙吊りの優雅さに包まれている。入念に構成されたシークエンスは、一種の晴れやかな煉獄を提供し、これから起こるかもしれないことを予期させる。向こう側には何があるのだろう?

― 出版社説明文より

97.68

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判型
228 × 177 mm
製本
ソフトカバー
発行年
2023
言語
英語

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