Cosmo-Eggs|宇宙の卵(日本語版)
私たち人間は、産業革命以降、異常な勢いで地球上に都市生活の場を拡張し、環境に大きな影響を及ぼすことで様々な動植物を絶滅の危機に追いやっています。しかし地球の大きさや生成の時間を考えると、その営為はとても小さな活動でもあります。惑星スケールの時空間において、人はいかに動植物や土地と関わり生きていくことができるか、この未来を生きるための問いを、「津波石」という津波によって運ばれる巨石に仮託しながら、美術家、作曲家、人類学者、建築家、キュレーターという専門分野の集団(コレクティヴ)で考えていきます。
第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展・日本館展示「Cosmo-Eggs|宇宙の卵」(2019)開催に合わせて刊行した本書は、展示風景やそこにいたるリサーチの過程を、豊富な写真や実際の資料(地図や楽譜、調査資料)を折り込みながら1冊に綴じ込んだコンセプトブックの日本語版です。
出品作家=下道基行・安野太郎・石倉敏明・能作文徳、キュレーター=服部浩之、デザイン=田中義久。Case Publishingより英語版も同時刊行。
― 出版社説明文より
- 判型
- 283 × 240 mm
- 頁数
- 172頁
- 製本
- ソフトカバー
- 発行年
- 2019
- 言語
- 日本語
- ISBN
- 978-4-86480-041-9