安野太郎は1979年東京生まれ。日本人の父親とブラジル人の母親との間に生まれたハーフ。あらゆるメディア、テクノロジー、手段、方法で、音楽そのものをあり方から問い直し続ける作曲家として活躍。代表作に、「音楽映画」シリーズ、「サーチエンジン」、「ゾンビ音楽」シリーズ等。2枚のCD「DUET OF THE LIVINGDEAD」「QUARTET OF THE LIVINGDEAD」をpboxxレーベルよりリリース。近年は作曲家の枠を超えて現代音楽とインスタレーションが融合した展示型音楽作品を発表し始め、音楽、美術の両面において受賞をしている。昨年は服部浩之氏のキュレーションによる第58回ベネチアビエンナーレ日本館代表作家のひとりに選出され、国際的な舞台でその才能が輝き始めた。注目の作家である。

年表

2002 - 東京音楽大学作曲専攻卒業
2004 - 情報科学芸術大学院大学(IAMAS)卒業
2008−2010 - 東京藝術大学音楽環境創造科 教育研究助手
2010−2011 - 東京藝術大学芸術情報センター 非常勤講師
2010 - 日本大学芸術学部 非常勤講師
2017 - 東京造形大学 非常勤講師

個展

2020 - アンリアライズド・コンポジション「イコン2020-2025」, アートフロントギャラリー / 東京

グループ展

2022 -「大地の芸術祭 越後妻有2022」新潟
2019 -『Cosmo-Eggs』第58回ベネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館
2018 -「自動演奏器械とパイプオルガンと一人の演奏者の為のorg」岐阜サラマンカホール、岐阜、日本
2017 -「Radio Azja」Teatr Powszechny, ポーランド
2017 -「大霊廟II」-デッドパフォーマンス」BankART、横浜、日本
2017 -「MECA MATSURI」六本木 Varit、東京
2017 -「ぎふ清流の国芸術祭 Art Award In the Cube 2017」岐阜県美術館、岐阜、日本
2017 -「Sounding DIY」Chalton Gallery、ロンドン、イギリス
2016 -「Our Masters 土方巽/異言」Asia Culture Center、ソウル、韓国
2015 -「SEXTET」トーキョーワンダーサイトレジデンス成果発表、東京、日本
2015 -「ソニコ姫の秘積その痕跡/ノイズ」大分トリエンナーレ2015、大分、日本 
2015 -『ゾンビオペラ「死の舞踏」』Festival/Tokyo、東京、日本
2014 -「死の舞踏」京都芸術センター、京都、日本
2013 -「安野太郎のゾンビ音楽 “QUARTET OF THE LIVING DEAD” 」トーキョーワンダーサイト、東京

受賞

2018 - 第10回 創造する伝統賞(公益財団法人 日本文化藝術財団)
2018 - 第21回文化庁メディア芸術祭 審査委員会推薦作品
2018 - 北九州デジタルクリエイターコンテスト2017 奨励賞 
2017 - 清流の国ぎふ芸術祭 Art Award In the CUBE 2017 高橋源一郎賞
2013 - 第7回JFC作曲賞(日本作曲家協議会)

安野太郎の書籍