Air Bug
写真家 竹中祥平の写真集『air bug』。前作写真集『たまねぎは涙をながさず切れるのだ』から4年、前回の写真集の時から世の中が大きく変わった状況の中、今回も日常で感じる違和感を、少し違う角度から見つめた作品を発表。写真集に合わせ同名の写真展が神楽坂にあるBOOTLEG Gallery にて開催をし好評を博しました。写真集の造本は半分のページに白が使われるなど飛行機が上空を飛んでいたり居なくなったりを繰り返すような印象で体験するような内容となっております。
― 出版社説明文より
以前のように移動の自由を奪われてから
僕には飛行機が家中を目障りに飛び回る
ハエのように思えて仕方がなかった。
ずっと前は飛行機が近くを飛ぶだけで、
なんだか心が弾んだのを覚えている。
何も知らない息子は飛行機を見るたびに
目を丸くして『おーい』と手を振る。
僕は写真を撮り始めた。
― 竹中祥平
- 判型
- 257 × 170 mm
- 頁数
- 256頁
- 製本
- ソフトカバー
- 発行年
- 2022
- ISBN
- 978-4-904635-68-1