遠い渚
2011年の東日本大震災以降、津波や地震の被害があった場所の木々を撮り続けている。
その際にふと陸地に浮かぶ島のような岩山が気になりました。
大抵その岩山には松が育っていて、現在陸地だけれど、もとは海に浮かぶ小島だったのだろうと。
しめ繩が巻かれていて信仰の対象となっている岩山も多い。
海に浮かぶ島、陸地に挟まれた、陸に浮かぶ島、どれも興味深い対象である。
陸に浮かぶ島は、海から遠く隔てられた今でも、海に浮かんでいた時を忘れていないのだろうと想像する。
― 小松透、あとがきより.
- 判型
- 250 x 250 mm
- 頁数
- 88頁
- 製本
- ハードカバー
- 発行年
- 2016
- 言語
- 英語、日本語
- エディション
- 350