Today Tokyo
写真家でカメラ評論家でもある田中長徳が1960年代から1970年代にかけての東京を活写した、極めて初期の作品を集めた写真集。小学生の時に初めて一眼レフカメラを手にした田中長徳にとって、高度経済成長期に入りエポックメイキングな出来事が続くこの時代の東京は格好の被写体であった。日常と非日常、光と影という相反する顔を持つ東京の街を田中は独自の視点で軽快にスナップショットで切り取っている。
「私が東京をテーマとして認識できるようになったのは、1964年の東京オリンピックの時だった。東京が初めて極東の敗戦国の首都ではなくて、極東の活発な都会として認識されたきっかけが1964年だった。その時私はニコンとライカを手にして東京の撮影を開始した。この写真集に収録されているのは私が撮影した半世紀の時間軸のごく初期の、つまり1960年代から70年代初めの写真からセレクトした。」
― 田中長徳
― 出版社説明文より
- 判型
- 200 × 200 mm
- 頁数
- 132頁、掲載作品115点
- 製本
- ハードカバー
- 発行年
- 2022
- 言語
- 英語、日本語
- エディション
- 750
- ISBN
- 978-4-910244-14-3