トーマス・ルフ展図録
ドイツの写真家、トーマス・ルフ。「ベッヒャー派」として、現代の写真表現をリードしてきた存在。本書は、彼の初期から初公開の最新作までを紹介する展覧会をまとめた図録になっている。実験的で多様な技法、さまざまな角度から客観視された彼の写し出す世界観は、自らの存在や社会性・個人性というものを「写真」を通して相対化しているようだ。彼の作品は、私たち人間の生きる世界はどのような場所か再認識、再確認させるような不思議な示唆力を持っているように思う。
- 判型
- 290 x 224 mm
- 頁数
- 271頁
- 製本
- ソフトカバー
- 発行年
- 2016
- 言語
- 英語、日本語