置かれた潜在性
「置かれた潜在性」
ものは、つねに<現在>である。
ものの現在性は、意識しなければ見えないものである。
だから、ものを見ようとするとき、ものの現在性を直視しなければならない。
ものの隠れたリアリティーを見ることは、世界の成り立ちを知ることでもある。
——菅 木志雄
「もの派」とよばれる1970年前後の美術の動向を代表する作家の一人である菅木志雄。東京都現代美術館で開催する展覧会カタログをかねた作品集は、菅のコンセプトが先鋭的にあらわれた1970年代の作品を中心に紹介する図版ページと、1967年から2015年の48年分の「活動歴」を網羅したモノクロページで構成。東京都現代美術館のキュレーターによる菅論や制作ノートの解説、スコットランド国立近代美術館館長による論評により、探究の深い一冊となりました。今日、重要性を増すその思考と創造の独創的なありかたが、より明らかになることでしょう。
― 出版社説明文より
- 判型
- 260 x 210 mm
- 頁数
- 200頁
- 製本
- ハードカバー
- 発行年
- 2015
- 言語
- 英語、日本語
- ISBN
- 978-4-908062-05-6