shashasha 写々者

『Show Me the Way to Go to Home』は、第2次世界大戦中に12万人の日系アメリカ人が収容された強制収容所を巡る、没入型のビジュアルジャーニーです。写真家のサンディ・スガワラとカティアナ・ガルシア・キルロイが、オリジナル写真や記録写真、個人の体験談、政府の文書などを通して、それぞれの収容所の物語を語ります。それは、社会が弱者を守ることができなかったという恐ろしい物語です。

各キャンプのストーリーは、ドラマチックな風景が織り込まれた精巧なライスペーパーに印刷されています。このデザインは、これらのキャンプで暮らした人々の怒り、弱さ、決意、文化的な誇り、そして共有する悲しみといった重層的な感情を捉えています。また、日系アメリカ人の人種に基づく強制収容がもたらす多世代にわたる影響について重要な研究を行っているミシガン大学心理学教授ドナ・ナガタ博士のエッセイも収録されています。今日、不寛容な風潮がもろくも崩れ去り、私たちの歴史の中でこの時代が忘れ去られないようにすることが、より一層急務となっています。