shashasha 写々者

山本悍右は、1930年代初頭から1980年代に渡り、日本におけるシュルレアリスム写真の先駆者として優れた作品を残した作家。コラージュやフォトモンタージュなど、その手法は多岐に渡り、1950年代以降には演劇的な連続写真や立体・絵画作品も手がけている。
ダダイスムやバウハウス、新即物主義やシュルレアリスムなど西洋の芸術思想・芸術運動、モダニズム芸術への関心を深め、彼の作品に多大な影響を与えた。本書は多様な技法を使い、実験的なカラー写真、フォトグラム、連続写真や立体作品など多くの作品を制作し山本独自の世界観を写し出した図録になっている。