Inception
ロモグラフィー社製のフィルムカメラによる多重露光撮影によって幻想的な世界を創り出し、数々の展示やコンペでの受賞など国内外で幅広く活躍するロモグラファー、ゴトウヨシタカ。
アナログの手法にこだわり、偶然や奇跡のなかから生み出されたその作品群は、見る者の目を惹きつけ離さない。
重厚な装丁や質感にもこだわりを感じる、著者の初となる本格的な写真集。
Inception 《名詞》始まり、開始、発端
Inception 《映画》2010年 クリストファー・ノーラン監督作
劇中では「植え付ける」という意味合いかもしれない。
多重露光 フィルムの一つのコマに複数回露光して被写体を重ね合わせること。現実と現実を重ねつつも、現像後のネガには非現実の世界が現れる。
フィルムに非現実を植え付ける。その非現実は見る人の脳にさらに植え付けられる。そしてそれが何かを始めるきっかけになれば私は嬉しい。
(ステートメントより)
― 出版社説明文より
- 判型
- 297 × 210 mm
- 頁数
- 44頁、掲載作品20点
- 製本
- ハードカバー、ケース
- 発行年
- 2018
- 言語
- 英語、日本語