ホメオパシー
快楽主義の疑似生殖活動の終焉。
残り僅かな血肉をまとった私は、混沌の空間に写真を用いて苦痛を放り投げる。
青森という本州の北の果てに住む僕の日常。
音楽、スケートボード、酒。フラッシュバックする行きずりの相手と貪りあった過去。
老いて死にゆく事について考え始めた昨今。
僕は僅かな未来を、永遠の命を手に入れるために類似療法を用いる事を僕はもうやめた。
僕は光を放ちここから旅立つ。心臓が、鼓動が早くなる。
それでもつまらない砂糖玉を人は欲しがり、苦しむ。
僕は先に進み、高い崖の上から人々を見下ろすつもりだ。
- 判型
- 148 x 210 mm
- 頁数
- 32頁
- 製本
- ソフトカバー、バブル封筒入り
- 発行年
- 2015