Drinking from the Eye
『Drinking From The Eye』は、オーストラリア人アーティスト、ハニー・ロングとプルー・ステントによる初の写真集で、Photo AustraliaとPerimeter Editionsの共同出版によるPHOTO Editionsシリーズの第3弾である。
メルボルンで開催されたPHOTO 2024 International Festival of PhotographyのためにPhoto Australiaから依頼された本書は、抽象化されたビジュアル・ダイアリーの形式をとっており、アーティストのフォルム、テクスチャー、素材へのこだわりを強調する構成写真とディテール・ショットの組み合わせが紹介されている。
ハニー・ロングとプルー・ステントは、写真、動画、パフォーマンス、インスタレーション、彫刻を横断する活動を展開し、過去10年間共に活動してきた。彼らのアートは、身体、素材、環境の間の実験に根ざしており、生物と無生物、つまり人間と他者が織り成す空間を作り出している。「私たちは身体を小宇宙としてとらえ、感情を反映したり、何らかの形で身体に語りかけたりする瞬間やプロセス、造形を見つけるために、常に環境を探求しています。外の世界と私たちの内なる世界が重なり合う接点を見つけようとしています」と二人は説明している。
文字通りパフォーマティヴなインタラクションであれ、比喩的に岩のプールから漏れる目、海の生き物のぷっくりとした唇、イソギンチャクのヒリヒリする触手であれ、『Drinking From The Eye』を通して身体は常に存在している。
― 出版社説明文より
- 判型
- 280 × 208 mm
- 頁数
- 56頁
- 製本
- ソフトカバー、ハードカバー
- 発行年
- 2023