Bright Black World
アメリカ人フォトグラファー、トッド・ハイド(Todd Hido)の作品集。作者は20年以上もの間、ミステリアスな郊外のシーンや荒涼とした風景、独自のスタイルが光るポートレイトなどから物語を紡ぎだしてきた。作者は北アメリカを旅し、良く知っているようでいて実は知らない、暖かく迎えてくれるようでありながらどうにも落ち着かない、そんな二面性のある場所を写真で捉えてきた。北欧神話、中でも「大いなる冬」や「永遠の冬」と訳される『フィンブルの冬(Fimbulwinter)』 という世界観の影響がはっきりと表現された本作の多くは、アポカリプス的な決して終わることのない冬を暗示し、またそれをイメージに変換している。暗く広大な北ヨーロッパの風景から北日本海まで、作者は魅入られたように広く旅をし、何度もその地に戻っては撮影を続けてきた。本シリーズで作者は初めてアメリカの外に飛び出し、広い世界を撮ることで新境地を開拓。これはまた、以前の作品とは異なる新しい心象風景の記録でもある。スタンフォード大学でアートと美術史を専門とするアレキサンダー・ネムロフ(Alexander Nemerov)教授の序文を収録。折り込みポスター付き。
― ディストリビューター説明文より
- 判型
- 305 × 432 mm
- 頁数
- 104頁
- 製本
- ハードカバー
- 発行年
- 2018
- 言語
- 英語