午後の洞
背の高いコニファーが四方を囲んだ芝生の空き地
広げた傘をいくつも重ねて作った隠れ家
大学の書庫の隙間にあった一人だけ入れる勉強スペース
死の近い父の荒い息づかいが満ちていた静かな午後
夜勤明けの夫が眠る晴れた休日
気づけばいつも、そういう場所から世界を見ている
― 清水コウ
- 判型
- 65 × 21 mm
- 頁数
- 56頁、掲載作品42点
- 製本
- ソフトカバー
- 発行年
- 2021
- 言語
- 英語、日本語
背の高いコニファーが四方を囲んだ芝生の空き地
広げた傘をいくつも重ねて作った隠れ家
大学の書庫の隙間にあった一人だけ入れる勉強スペース
死の近い父の荒い息づかいが満ちていた静かな午後
夜勤明けの夫が眠る晴れた休日
気づけばいつも、そういう場所から世界を見ている
― 清水コウ