この照る月は満ち欠けしける
世間(よのなか)は空しきものとあらむとぞ この照る月は満ち欠けしける
この歌は、満ち欠けする月を見て、世の無常を嘆く万葉集中の挽歌である。 2012年から撮り始めた「花街」の東日本のシリーズをまとめ終えた時にふと眼に留まった歌だ。(あとがきより)
2011年3月11日以降、光を落とし、再び灯りをともした繁華街を見つめた 『花街』(蒼穹舎より2009年刊)の続編ともいえる作品集である。
— 出版社説明文より
- 判型
- 312 x 232 mm
- 頁数
- 72頁、掲載作品66点
- 製本
- ハードカバー
- 発行年
- 2016
- 言語
- 英語、日本語
- エディション
- 450